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24 November

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26 November

十一月二十六日

○私事ですが、26歳になりました。誕生日だからといって久しぶりに日記を書くのはいささかありきたりな動機のように思えますが、やはりそれがいいと思うので日記をしたためます。お陰さまで私の仕事は繁忙期を迎えていますが、私は元気です。
○26歳の抱負を述べる前に、「25歳はどうだったか」について考えよう。私事。では第八回公演「怪問畸答―何ンデモ無ヒ―」を製作した。これについては年末あたりに振り返りの日記を書くつもりなので、それを楽しみにしてほしい。個人としては、あることに初挑戦した。その挑戦はあっけなくも砕け散ったが、大きな切欠になったことには違いない。一昨年の今時期から始めた仕事も、無事勤続満2年を迎えた。崩しやすい体調も大分落ち着いてきて、1年目に比べて休むことが圧倒的に減った。演劇をしやすい環境に身を置けているので、職場には感謝が尽きない。
○では、26歳はどんな1年にしたいか。何よりもまず私事。だが、第九回公演を迎える予定だ。それが私やあなたにとって、どんなものになるかはまだ分からない。未だ構想段階で、物語のピースを集めてるために調べものばかりで、タイトルすら決まっていない。タイトルすらないというのは作業が進めにくいので、私は「サイクル」と呼んでいる。タイトルというよりテーマに近い言葉だ。それが活きてくれればと思って創作している。そして、個人としては引き続き挑戦の年にしていきたい。まず。25歳で初挑戦をしたモノを引き続きやっていくのだ。これには日々苦悩させられている。やればやるほど自分の弱さを確認するのであまり気分のいいものではないが、まあ30歳になるまでは頑張ろうと思う。そしてもうひとつ、さらに新たなことが始まりそうだ。こちらは私が26歳の間に何かしらの形であなたの目に触れることになるかもしれない。そうなれるように今、取り組んでいる。
○相変わらずの文章のみで文体も硬いが、私にとっては今のところこれが心地よい。そして、私の主義や趣向はマイノリティであることは承知していますが、こんな私でよければ今後とも応援よろしくお願いいたします。私は、私が面白いと思うものを実直に作り続けますので。
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21 August

八月二十一日

○野球の話をしよう。今日は私の職場の草野球チームの信越地区大会だった。地区大会と言ったが、つまりこれを勝ち抜くと全国大会がある。それくらい規模の大きいものだった。しかし、残念なことに我がチームは全国の文字がよぎることの無い弱小チームである。それでも、野球が好きで、騒ぐのが好きな私たちにとっては良いイベントだ。長野まで遠征するので、前の晩にバスで向かいホテルに泊まる。道中は酒盛りだ。出発と同時に乾杯し、テキーラをショットで煽り、ホテルに着いたらそのまま飲み屋に行く。勝ちを目指さない姿勢に葛藤はある。でも、試合ではヒットを打って喜び、エラーして笑い、アウトを取って褒めあうこの空間が何よりも心地好い。
○昔話をしよう。私は小学生の頃から高校の1年の冬まで野球をしていた。小学生の頃はコントロールが良かったのでピッチャーをしていた。中学でもそうだったが、みんなが成長期を迎え、体格に差が付き始めた。私はずっと小柄だった。そして、中2の秋に肘を壊してしまった。中3の春には間に合わず、最後の夏も投げることはなかった。高校でも野球を続けるつもりだったから、迷わず入部した。でも、その冬に辞めた。理由は色々あった。顧問に言う前に、父に辞めることを言った。父は「分かった」と一言だけだった。後になって、父は母に何故もっと引き止めなかったのかと言われたらしい。父も母も、小学生の頃から色々支えてくれた。少年野球の時の監督は「親に感謝するように」とよく言っていたが、今になってその思いが強くなる。
○ああ、何故か湿っぽくなってしまった。余談だが、辞める時に勉強のためと言ったら「勉強のために辞めたやつにいい結果が出たやついねえぞ」と言われたが、その直後のテストで前回200番台の順位が80番台まで上がっている。ザマアミロだ!
12 August

八月十二日

○そういえば、昨日、一昨日とやけに涼しかった。仕事に持参するペットボトルの減り具合がそれをよく反映している。今朝も同様に涼しく意気揚々と出勤したが、騙された。暑いではないか!
○今日は劇団の活動日だった。先の公演の締めの作業が残っているのでそれの片付けだ。主に私が手を動かす内容だったので、多くの人は暇なのだが、みんな顔を見にやってくる。私が作業をしながらババ抜きを始めた。ナゼか全員が一枚だけ飛び出させ、引かせようとする。ババを押し付けたいよくある仕掛けだが、全員がやっているようだ。三浦さんが的確にツッコんでいたが、この内の誰が、本当にババを持っている人にこの仕掛けをやっている。愉快な構図だ。
○私の作業も滞りなく終わり、これからのことをぼんやりと話す。私のおおよそのイメージとみんなの希望とを交え、次に繋げていければ良い。いつもより早く終え、21時を少し過ぎた頃に万市を出る。21時48分に家に着いた。世間はお盆だが、明日も仕事だ。早く寝よう。