12 February 二月十二日 ○今日は祝日明けで仕事も忙しく、私事。の活動日でもあったので、脚本は休んでブログを書いて寝るぞ。決してここの存在を忘れているわけではないアピールにもなる。月一更新が続いているが、決して月刊ではない。あくまで、たまたまだ。○私事。第八回公演に向けて徐々に動き始めているが、公演は夏ごろを予定している。情報公開はまだ先だが、そう遠くない日であることは間違いない。今はその準備段階だ。今日は公演タイトルからチラシデザインに及ぶ全体の方向性について話し合った。○公演のタイトルはどのようにして決まるのか。私は他の脚本家、ないしは団体がこれに対してどうしているのかに興味がある。では、私の場合はどうか。※私事。の過去作品情報を見ながら読むとより楽しめる。(http://gekidanwatakushigoto.web.fc2.com/kako.html)①既成脚本のタイトル:第一回がそうだが、これについて語ることはない。②モチーフの都合で決まる:第三回「御伽草紙」、第六回「最後の審判」がそうだ。第三回は太宰治「お伽草紙」のパロディ作品だ。第六回は話の根底にある詰め将棋作品「最後の審判」を底から掘り起こさなければならなかった。③モチーフにあやかる:①と似ているが違う。第二回「則天八転」がこれにあたる。話の筋や主人公の妄想に夏目漱石の「こゝろ」を使用した作品だったので、夏目漱石の晩年の思想である「則天去私」にあやかって考えた造語だ。④過去作に関連付ける:第五回「五徳喚者」がそうだ。これは第二回の主人公、花山の系譜の物語だ。(そのためチラシデザインも似せている。)言葉の意味については触れないが、前作に乗っ取って四字熟語で考案された。実は私は別のタイトルをつけていたが、それは制作からボツをもらっている。そういう意味で稀少なタイトルだ。⑤脚本の内容・雰囲気を表す:第四回「サイレンを踏み鳴らす」のことだ。甲子園のサイレンを鳴らしたくて書いたもので、要所要所で使った。脚本を書き上げてから決めたタイトルだが「踏む」という言葉を使ったので、円陣を組んで足を踏み出すタイミングでサイレンを鳴らす演出を取り入れた。逆輸入だな。第七回「ハナシの種」もこれに入るのかもしれないが、あれは短編集なのでまた別の問題を抱えている。⑥タイトル先行:タイトルに着想を得てから内容を考える。王道的パターンなのだろうが、私はこれが苦手だ。実際、私のストックの中にタイトルが確定している作品がある。私はこのタイトルが気に入っているので実現することを願っているが、表題に見合う内容を思い付いていない。○次回タイトルはどれに当てはまるだろうか。私は④に近い⑤だと認識しているが、前作があるわけではないことは明言できる。とにかく、きっとそのうちくるであろう情報公開の日をお楽しみに。 PR