07 May 五月六日 連休最終日である。それまでは仕事だったり遊んだりしてたが、今日はえんとつ王に向けて作業だ。昼過ぎにザキシマが来て前回下見をしたムサシへ。連休最終日だからこそなのかバイパスも駐車場も混んでいる。みな明日からの仕事に備えて家で休んだらどうなのだ。 木材は下見した甲斐があり、順調に進む。しかし、装飾で目星をつけていたものがなく代替品へ。もうひとつの装飾はパーツが足りず断念。これは別の場所で探そう。よいと思ったものはその日の内に買うのが後悔しなくて済むことを改めて感じる。買うものも買ったので帰ろうとした矢先に「買い忘れたものかあるので」と店内に戻るザキシマ。戻ってくると手にはグラインダーの替刃とコーラ。「いやーZEROとか飲んでたんですけど、やっぱり普通のが一番ですね!」と豪語するが、いつになったらお前の腹は引き締まるのだ。それにムサシについたときに「猫のエサ買わないと」と言ってたがそれはいいのか。 買い物を終え、一路、三浦さん家へ。広い車庫を作業場として使わせて頂いた。たいした量は作らないので晩飯前には終わるはずだったが息をするようにミスをするザキシマ。枠組を組立終えてから「端数出なくて楽だなーと思ったら、張り付ける板の厚みを忘れてましたわ。初心者ですわ」と枠組の横棒をカットし、再び組立る。そして組立後に「てことは縦もですよね」とまたまたバラしてカットして組立へ。愉快なやつだ。 いい時間になり、三浦さん母の誘いにより晩飯を二人でごちそうになることに。それはいいのだが、いざいざ食い始めると顎に違和感がある。口をあけると顎がかっくんとなるのだ。すると三浦さん母から「固いもの食べたとか、ストレスが原因らしいよ」と言われ、即座にザキシマが「どうしたんすか?何かあったんすか?大丈夫すか?」とその暑苦しい顔を近づけてくる。憎たらしいやつだ、お前の顔が原因じゃないのか。 PR
22 April 四月二十二日 仕事が非番日だった。昼過ぎまで所用を片付け、昼からはザキシマが来た。メインの用事はえんとつ王に向け、ホームセンターに下見に行くのだ。まあ、それだけならすぐ終わるのだが、今日は彼にとって最後のモラトリアムでもあった。盛大に遊んでやろうと思う。 この日、給料日二日前にして170円しかもっていない私は、晩にたまねぎだけのカレーを作るつもりでいた。それをご馳走するのは申し訳ないと思い、晩飯は各々で済ますことを伝えると、「肉、持っていきましょうか?」と慈悲深い返答が。後輩に甘えていく所存だ。 そうはいっても金が少なすぎる。前回の記念硬貨だけでは足りなかった。再び金になるものがないかをザキシマと二人で部屋の中を探す。そうして選ばれたのが漫画とDS、PSPのソフトだった。HCに行く前に中古屋へ行き、売却する。目玉は最近アニメが終わり、5月の最終巻の発売を前にした「四月は君の嘘」だ。こいつは1冊150円で売れた。なかなかに高い。ゲームは予想外なものが900円で売れ、時間カンストまで費やしたモンハン2Gが1円だったのが笑えた。しめて、そこそこの買取り価格になったので、勝ち鬨をあげるため、カレーの具材を買って具だくさんにすることに。肉も買ったので、彼からもらったものは返すことに。明日か明後日に唐揚げにするらしいぞ。 そうして、メインのHCへ。概ね内容は決まっているので、目星をつけながら店内をうろつく。ここは特に語ることがないくらいスムーズに終わった。しいていうなら、帰り際にお金ができて気の大きくなった私が、ザキシマにたい焼きを奢ったくらいか。「だからお金なくなるんですよ」と、たい焼きを頬張りながら彼は言う。全くその通りだ。 帰って来て、晩飯だ。あかりんから借りた「ヴァン・ヘルシングvsスペース・ヴァンパイア」を観ながら食べる。全く話が分からず、爆発して終わった。二人してなぜ爆発したのか分からず、巻き戻して確認したがそれでもよくわからなかった。晩飯はカレーと私の最近のブームであるもやしのナムルを作ったが、あいつ絶対もやし3分の2くらい食ったろ。遠慮しろよ。 そんなこんなで22時まで遊び、彼は明日の初出勤のために帰っていった。頑張れ。
15 April 四月十四日 なかなかにお財布事情が苦しくなってきた。いや、今月はもっと余裕だと思っていたのだけど、このアパートに住んで2年。どうやら火災保険の更新が必要らしく、それに結構持ってかれた。そして、給料日まではあと10日もある。会社へはバスで通勤なため、2,000くらいはりゅーとに持ってかれるだろう。いや、もっとか?うーん、怪しいぞ。 というわけで、午前中は金策に。といきたいが、それほどの策はなく、ただ家に眠っていたものをお金に換えに行くだけだ。学生時代、住んでたアパート近くの自販機で1,000円札で買い物をしたことが何度かある。その時、500円玉を含むおつりが出てくるわけだが、これがやっかいだった。どう考えても業者が仕込んでるとしか思えないのだが、出てきたのは500円の記念硬貨。南極観測50年と新潟県、福井県、佐賀県の地方自治の4枚だった。最初に出てきた時に、それを自販機に入れても受け入れなかったので仕方なく持ち帰ることに。南極と佐賀県はともかく、新潟県と福井県は持っていて気分が悪いものでもなかったからな。そして、大学を出て2年、幾度の金欠の末にこの度記念硬貨4枚、2,000円への換金となったわけだ。この感動がどれほどのものか伝わらないだろうが、感慨深いものだ。おっと、今日は稽古日だったのにもうこれほど書いてしまった。今日は仕舞いじゃ。